2015/05/21

すみだ水族館ネイチャーアクアリウムレポート NO.4

時間が経ってしまいましたが、、、
すみだ水族館ネイチャーアクアリウムレポートNO.4です。



エントランスすぐの長い階段を上がって右に見える超ロング水槽は、なんと脅威の7m超え!
海水の水槽とは違って水草を常に美しく見せるメンテナンスってかなり難しいので、この水槽は実験的とも言えるプロジェクトではないでしょうか。しかも底床は寿命を持つアマゾニアというのも興味深いところです。



W710cm×D110cm×H120cm!!!


とにかく長いです!スーパーロング!! 
昔、新潟のADAギャラリーで見た最長水槽より遥かに長い気がします。この水槽の特徴となっているのは雲山石をこんもり高さを出して積まれているレイアウト。底床はアマゾニアで、ぎっしり這いつくばったグロッソスティグマが圧巻です。



一瞬『ちょっと殺風景かな?』と思った水景でしたが、近寄ってみて見るとその入り組んだ有茎草の植栽技術に目を奪われました。奥行きもかなりあるので茂みの立体感が見た事ない規模。





お魚は確かカージナルテトラがメインで入っていたのですが、あまりの水槽のデカさに自宅で見るカージナルとは別物のように見える比率。 コビトになってあの雲山石のあたり散歩したい気分です。




高さが120cmあるのですが、すでに有茎草が水面にまでたどり着いていました。この数日後はトリミングするんだとは思いますが、常に入場者に素敵に見えるようにしないといけない水族館なので、どのレベルでトリミングするのかも興味があります。
行った時には間延びすることなく、良く茂っていてロタラなどの密集度は見事。



美し過ぎて泣きそう。
ハイグロフィラ・ピンナティフィダ(←未だに覚えれない)が雲山石に綺麗に活着。この水草は穴が空いてボロボロになった経験があるので、自分ではあまり使わなくなってしまったのですが、この水槽の美しさを見てしまうと、もう一回チャレンジしてみたくなる勢いです。





この水槽で一番気になっていた、前景草で使用しているグロッソスティグマ。黒髭ちゃん探しちゃおうかなーって意地悪になって見てみたのですが、今回は黒髭らしき物は見当たらず。。。もちろん古くなっている葉はあるけれど、このメンテナンス力見習いたいです。お決まりのヤマトヌマエビさん達は総力を挙げてお仕事中でした。





以下、解説不要の水草の美しさをご堪能ください。




















はーーーーー、息するのも忘れてかなり酸欠状態になりながらiPhoneで撮りまくりました。石の置き方や種類、植栽のバランスが違うだけで、ここまでイメージを変えれるんだなあとかなり勉強になります。いつもレイアウトの際には育てやすく自分好みの水草ばかりを選びがちなんだけど、この水槽で使われている水草の組み合わせにもチャレンジしたい!



それと、、、


褒めてばかりだとあれなんで、一点気になった部分。

これは水槽中心からやや左の上部あたりにあった表面のキズのようなもの。アクリル水槽なので引っ掻きキズも多く見られたのですが、なんかの液体で溶けちゃったような白いラインがありました。なんだろー、気になる。

全ての水槽で思った事は、ガラスの180cmの2本は、かなり透明度が猛烈に高かった事を思うと、アクリル水槽は厚みやら表面のキズやらで、やや雲って(濁って)みえるようでした。かといってこの巨大な水槽をガラスってわけにはいかないんでしょうけど。。。ね。あとグランドソーラーとアクリル水槽の相性の悪さもあるのかもしれないです。





総合的にはこのすみだ水族館のADAスペースだけでも2,050円払って入場する価値があり、ネイチャーアクアリウムのヒントがいっぱいの充実した時間でした。あとなんとなくだけど、90cm水槽とか60cm水槽も今後展示ができるのなら、親近感出てネイチャーアクアリウムファンが増えるんじゃないかな〜なんて思ってみたり。個人的には天野さんがレイアウトする60cm水槽のバリエ3本とか、生で見てみたいです。




メンテナンス作業がめんどくさくなったり、レイアウトにヒントが欲しい時には、すみだ水族館お薦めです。かなりモチベーション上がって帰って来ました。


すみだ水族館ネイチャーアクアリウムレポート終了!

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